第1−2話

「ねぇ 今度美味しいパスタ食べにおいでよ」

その言葉に甘えて裕紀は一人暮らしをしている美樹の部屋に行く事になった。

仕事が忙しく約2週間ぶりの再会だった。

「ぎゃぁー」

と美樹の声が台所から部屋中に響いた。

「ユウく〜ん ちょっと 来てぇー」

「何?なに? どーした?」

「そこにゴキブリが・・・」

「ユウくん 退治して」

ゴキジェットを噴射してようやく騒ぎわ治まった。

「私さぁ この間、実は契約してきたんだ」

「契約って? 何の?」

「アパートだよ ここじゃ狭いし引っ越そうかと思って・・・」

「ちょこっと見るだけのつもりで不動産屋さんに行ってきたんだけど」

「すごく安くしてもらってその場で契約して来ちゃったんだぁ」

「ふ〜ん」マジかぁ

裕紀は何の相談もしてくれなかった美樹に少し怒っていた

それと同時に寂しい気持ちを感じていた。

通い慣れたこのアパートが消えてしまう・・・

例えていうなら好きだった小学校の女子が転校してしまうみたいだ

そんな気持ちを押し殺して 裕紀は言った

「引っ越しでなんか手伝う事があれば言ってね」

「うん わかった」

「掃除とかいっぱい手伝ってねぇ〜」

美味しい料理もご馳走してもらったし仕方ないか・・・

コメントをどうぞ

これらのXHTMLタグが使えます; <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <code> <em> <i> <strike> <strong>

HTML convert time: 0.564 sec. Powered by WordPress ME